積み重ね

 

今日のテーマは 『 積み重ね 』 です。

 

「積み重ね」は ❝最強メソッド❞

「積み重ね」はこのブログでは何度も何度も出てきている、コアテーマの1つです。

「積み重ね」は、❝ 進化・成長・向上するための最強・最高メソッド ❞ の1つであり、それは ❝ 普遍的法則 ❞ です。

トップアスリートや著名経営者、歴史的偉人など、数多くの偉大な方々が、「積み重ね」に関する ❝名言❞ を数多く残されているということからも、その重要性が伺えます。

 

❝近道❞ はない

なのですが、現代社会では、人々を「短期目線」に導くような風潮があるので、❝積み重ね❞ を苦手としている人が多いです。

「一歩一歩積み重ねて少しずつ成長していこう!(中長期)」と考える人よりも、「チマチマやらないで、一気にグインと成長したい!(短期)」と考えてしまう人が多いのです。

テニスで言うと、「向上できるように、日々やるべきことを1つ1つ練習していこう!」と考える人よりも、「早く上達できる方法を教えてくれ!」と考える人の方が多いということです。

しかし、ほとんどの場合において ❝近道❞ はありません。(あるかもしれないけど、ないと思っておいた方が良い)

「近道らしき道に入ったのに、また元の場所に戻ってきた(うーむ…違った)。次の近道らしき道に入ったものの、また元の場所に戻ってきてしまった(うーむ…また違った)。近道であることを願って入った次の道は行き止まりだった…(いい加減にしろ!早く近道見つかれ!)…。」このように、近道を探そうとして歩き回ったが見つからず、「時間ばかりが過ぎてしまった…」そして、「なんだ、1歩も進んでいないじゃないか!」ということに、後で気付く…という人が結構多いのです。

このように「短期目線」になり、あるかどうかもわからない(ない可能性が高い) ❝近道❞ を探して、結局同じところをグルグル回ったり、行ったり来たりしていた…なんてことが起こるのです。

その間、近道しようとせずに1歩1歩着実に前に進んでいた人は遠く先に進んでいるのです。

 

自転車ロードレースチーム監督の試み

2010年、イギリスのプロ自転車ロードレースチーム「チームスカイ」の監督に就任したデイブ・ブレイルスフォードは、「イギリス人初のツール・ド・フランス優勝」という難しい任務を与えられました。

デイブは、「僅かな改善の積み重ね」と説明する自らの考えを信じ、シンプルなアプローチでこの難題に挑みました。それは「すべての行動において1%の改善に取り組む」という考え方です。自転車レースに関連するあらゆる分野で1%ずつでも改善できれば、小さな改善が積み重なって、大きな進歩に繋がるはずだと考えたのです。

デイブはまず、「選手の栄養管理」「週ごとのトレーニングプログラム」「サドルの人間工学」「タイヤの重さなど」わかりやすい所から最適化を始めると、徐々に小さなところにも波及させていき、更には大抵の人が見過ごしてしまうであろう細部にまで目を配りました。

「最高の眠りを提供する枕を探してホテルに持参する」「もっとも効果の高いマッサージジェルを試す」「感染症を予防するのに最適な手洗いの方法を選手に指導する」など、1%の改善を求めて、チームのプラスになり得る様々な問題をチェックしたのです。

デイブは、この戦略をきちんと実行できれば、5年以内に「チームスカイ」がツール・ド・フランスで優勝できると考えていましたが、予想を遥かに上回り、実際には3年で優勝することができたのでした。

 

僅かな改善を積み重ねる

1つの「決定的な瞬間」ばかりに注目して、「日常の中でより良い選択をすること」の重要性は過小評価されることが多いです。しかし、 ❝習慣❞ とは、その良し悪しにかかわらず、時間をかけて積み重ねてきた「小さな選択の結果」です。

「1%の改善」は、目立たないどころか、まったく気付いてもらえない可能性が高いです。自分自身ですら、よくわからないことの方が多いでしょう。しかし、「中長期目線」で見た時には、この取り組みが大きな意味を持つ可能性があります。数年後に驚くような結果が出ることもあるのです。

そして、このパターンは逆の場合にも当てはまります(「僅かな改悪の積み重ね」)。悪い習慣や好ましくない結果に陥ってしまった場合、そのほとんどは突然起きたものではなく、小さな選択がいくつも積み重なった結果である可能性が高いです。ここで1%、あそこで1%と悪化していき、それがやがて困った問題へと発展してしまうのです。

これらの「小さな選択」は時間とともに積み重なり、「日々プラスの選択をしている人」と「日々マイナスの選択をしている人」との間に、非常に大きな差が生まれることになります。短期的にはたわいもないことでも、長期的に積み重なっていくと大きな違いを生み出すのです。

「小さなプラスを積み重ねる人」になれるよう、それを意識・認識して、行動していきたいです。

 

名言集

それでは今日も名言集です。

 

「ステップ・バイ・ステップ。どんなことでも、何かを達成する場合にとるべき方法はただひとつ、一歩ずつ着実に立ち向かうことだ。これ以外に方法はない。」

「目標を達成するには、全力で取り組む以外に方法はない。そこに近道はない。」

マイケル・ジョーダン(アメリカバスケットボールの神様と言われるレジェンド)

 

「努力が効果をあらわすまでには時間がかかる。多くの人はそれまでに飽き、迷い、挫折する。」

ヘンリー・フォード (フォード・モーター創設者)

 

「短時間に大きいことをやろうとあせるよりも、時間をかけて大きいことを成すべきである。」

藤田田 (日本マクドナルド創業者)

 

「何かを始めることはやさしいが、それを継続することは難しい。成功させることはなお難しい。」

津田梅子 (津田塾大学創立者)

 

「一日生きることは、一歩進むことでありたい。」

湯川秀樹 (理論物理学者、日本人初のノーベル賞受賞者)

 

「一日ひとつずつの教訓を聞いていったとしても、ひと月で三十か条になるのだ。これを一年にすれば、三百六十か条ものことを知ることになるのではないか。」

武田信玄 (戦国武将)

 

「寧静致遠(ねいせいちえん)。誠実でコツコツと努力を続けなければ遠くにある目的に到達することはできない。」

諸葛亮孔明 (中国三国時代の軍師)