❝怒り❞ についての知識

 

今日のテーマは 『 ❝怒り❞ についての知識』 です。

 

❝怒り❞ をどのようにマネジメントするか?というお話の前に、まずは、 ❝怒り❞ に関する知識を得ることが大切で、「知識があるからこそ実践時の効率が上がる」ということが言えますので、今回は、「 ❝怒り❞ とはどのような性質があるのか?」について説明したいと思います。

 

まず、人が ❝怒り❞ という感情を使う場面は、大きく分けて次の4つと言われています。

支配:自分の思い通りになってほしい時(思い通りにならない💢)。誰かに支配されそうになった時(他人にコントロールされたくない💢)。

主導権争い:相手よりも優位に立ちたい時(優位に立てない💢)。優位を主張された時(上に立たれたくない💢)。

権利擁護:誰かに自分の権利・立場を脅かされそうになった時(口ごたえするな💢)。自分のテリトリーに踏み込まれそうになった時(一線を越えてくるな💢)。

正義感の発揮:自分の価値観に反する行為をされた時、見た時(どうしてそんなことをする💢)。

恐らく、腹が立った時のことを思い出してみると、この4つのどれかが当てはまっているのではないかと思います。

 

そして、 ❝怒りの感情❞ というのは、感情の中でも最も対人関係の要素が強い「第二次感情」と言われています。実は、❝怒り❞ は無意識下にある「第一次感情」から引き起こされる感情なのです。

「第一次感情」とは、辛い、悲しい、寂しい、怖い、不安だ、虚しい、苦しい、痛い、疲れた、といった、ネガティブな要素です。これらの思いがうまく解消されずに蓄積し、限界点に達した時に ❝怒りの感情❞ が生まれます。

つまり ❝怒り❞ とは「第一次感情が溢れ出す=我慢の限界になる」ことで生まれるのです。

 

人間の感情をコップに例えてみます。そのコップの中にネガティブな「第一次感情」がたまり、それが何かのきっかけで溢れると、 ❝怒り❞ という「第二次感情」に変わります。

例えば、自分が疲れている時、苦しい時、ストレスを感じている時、つまりコップに水がいっぱい入っている時(余裕がない時)は、ちょっとしたことですぐにイライラしてしまいます。しかし、自分がすごく機嫌がいい時、リラックスしている時、リフレッシュしている時、つまりコップにあまり水が入っていない時(余裕がある時)には、ちょっとくらいのことにネガティブ反応することなく、それどころか笑顔で許せてしまいます。

怒りやすい人とそうでない人の違いは、コップの中の水の量です。ですので、「普段から水を溜めないようにする方法」を学ぶ必要があるわけですが、同時に「コップ自体を大きくする方法」も学ぶ必要があります。当然ですが、 ❝器が大きい❞ と、溢れにくくなるからです。

そしてそれは、「多様な価値観に対する許容度を上げること」と言い換えることもできます。

すなわち、自分とは異なる価値観をもっている他者や出来事を前にしても、「そういう人もいるだろう」「他人はコントロールできない」「そんな出来事があってもいい」「そんなこともあるさ」(・・・etc)というような思考ができるよう、色んな知識を学んだり、実践したりして、自分の ❝器❞ を大きくしよう!ということです。

実は、これこそが「アンガーマネジメント」の本質だったりします。

 

「アンガーマネジメントを学ぶ」というと、なんとなく「穏やかな人になるため」「怒らない人になるため」というイメージがあるかもしれませんが、そうではなく、「アンガーマネジメント」は「怒る事と怒らない事の区別をする」「適切な方法で怒る事が出来るようになる」という事を目的に作成されたメソッドなのです。

 

「アンガーマネジメント」でコントロールしようとする ❝怒り❞ には、

①言動で激しく表現してしまう「強い怒り」
②怒りの感情を忘れられず思い出しては腹を立てる「持続する怒り」
③常にイライラを募らせる「頻度の高い怒り」
④モノや人、自分に当たる「攻撃的な怒り」

という4種類がありますが、このような怒りの種類や傾向を知り、学んでいくことで、段々と上手に感情コントロールができるようになっていきます。

では、次回からは「アンガーマネジメント」ついての投稿にしたいと思います。

 

(次回に続く)