「EQ」を高める方法(後編)

 

今日のテーマは 『「EQ」を高める方法(後編) 』 です。

 

前回は、「自分の感情を認識しましょう!」という話だったのですが、今回は「感情を我慢し過ぎないようにしましょう!」という話からスタートです。

自分の感情を過剰に抑圧してしまうのは、「感情のコントロール」という観点から見て好ましくありません。

❝抑圧❞ というのは、心がかなり揺らいでいるのにも関わらず平静を装ったり、ネガティブ感情に対して見て見ないふりをしたり、自分に「我慢・我慢・・・」と言い聞かせたりすることです。

当然、我慢したほうが上手くいくこともありますが、逆にその感情を我慢せずに外に出した方が良い場合もあります。(感情を吐き出すことで気分がスッキリする ❝カタルシス効果❞ というものもあります。例)泣いたらスッキリした・ストレスを誰かに聞いてもらってスッキリした・・・etc。)

❝我慢強いこと❞ は良いことで、自分の武器になることもありますが、大きなストレスが溜まる程に我慢を続けてしまうと、不適切に放出してしまったり、心のパフォーマンスを落としたりしてしまう原因になりますので、我慢し過ぎないようにすることも大切です。このバランス感覚を磨いていくことが課題です。そしてこのバランス感覚が優れている人が「EQが高い人」なのです。

 

また、ネガティブ感情というのは、すごいパワーを持っているものなので、もしそのパワーをプラスの方向へ転化することができれば最高です。

例えば、「悔しさをバネに頑張った…」とか、「悲しみを乗り越えて栄光を掴んだ…」という話がありますが、これらは、ネガティブ感情を行動力に転化することができた良い例だと思います。自分自身で既に体験している人もいるでしょう。

また、他の例では、トレーニングをする時やきつい練習をする時に、怒りの感情が出るような状況を思い出し(イメージし)、「ムムム…(# ゚Д゚)」「ググググ…(# ゚Д゚)」「ギギギギ…(# ゚Д゚)」と、湧いてきた怒りのパワーを感じることでテンション(モチベーション)を上げ、「よし!やるぞ!」と動き始める…。このような方法を使って行動力を上げている人もいます。

これも、ネガティブ感情を行動エネルギーに転換する方法の1つです。

逆に、目標を達成したり、大会で凄い結果を出したりして「最高の気分」を体験し、「またあのような最高の気持ちを味わいたい!」というポジティブな感情を使って、行動力に繋げているというケースもあるでしょう。

 

いずれにしても、怒りや悲しみや喜びなどの感情に振り回されることなく、上手に付き合ったり、むしろ利用したりして、自分にとってプラスの影響をもたらすようにしたいです。当然、「感情を上手く行動エネルギーに転換するスキル」の持ち主は「EQが高い人」です。

 

そして、このような能力は、他の能力と同様に、練習することによって、伸ばすことができます。何をするにしても、能力を高めるための方法に例外はほとんどなく、その練習に打ち込むことが必要です。繰り返しと継続です。「EQ」を高める方法も同じ。積み重ね・スパイラルアップ(中長期目線での練習&継続)です。

「EQ」を高めようとすることは、「いつも高いパフォーマンスを発揮できる選手」という理想に近づくことに繋がるのです。

 

それでは、今日も最後に「EQ向上」のヒントになるような名言を紹介します。

 

「結果を出すためには、小さな成功の喜びを感じないと、なかなか継続することは難しい」

小池一夫(日本の漫画原作者・小説家)

 

「悔しい時は、上達する時。苦しい時は、成長する時。」

「悔しさは次の喜びへのバネとなる。」

作者不詳

 

「腹が立ったら、何か言ったり、したりする前に十まで数えよ。それでも怒りがおさまらなかったら百まで数えよ。それでもダメなら千まで数えよ。」

ジェファーソン (アメリカ第3代大統領)

 

「怒りは無謀をもって始まり、後悔をもって終わる。」

ピタゴラス (古代ギリシアの数学者・哲学者)

 

「新しいことをやれば、必ず、しくじる。腹が立つ。だから、寝る時間、食う時間を削って、何度も何度もやる。来年も最高のエンジンを作ってやる。」

本田宗一郎(ホンダ創業者)

 

「正直に告白する人はほとんどいないが、大きな成功を収めた人の中にも、決して褒められたものではないネガティブな悪の感情を原動力にした人が少なくない。成功するための方法を説いた本は数知れないが、この事実を指摘しているものはないように思う。大半の『成功本』はネガティブな感情を捨て、すべての人を許し、ポジティブで楽しいことだけを考えよと説く。こうした教えは一見すると正しいように聞こえるが、現実を見る限りそれは大嘘だ。」

ダン・ケネディ(アメリカのダイレクト・レスポンス・マーケティング界の権威)