「EQ」を高める方法(前編)

 

今日のテーマは 『「EQ」を高める方法 (前編)』 です。

 

人の態度や物言いなどのあらゆる言動は、その時その時における自分自身の ❝感情の状態❞ に大きく左右されています

例えば、頭の中が ❝怒りの感情❞  に支配されている時は、叫んでしまったり(怒りの叫び)、睨んでしまったり、モノにあたってしまったり、ひどいことを言ってしまったりします。

❝恐れの感情❞ に支配されている時は、叫んでしまったり(恐怖の叫び)、顔が引きつったり、震えたり、縮こまったり、してしまいます。

❝悲しみの感情❞ に支配されてしまったら、泣いたり、うつむいたり、体育座りしたくなったり、ネガティブな言葉を発してしまうでしょう。

このように、ネガティブな感情に犯されている時には、普段の自分では考えられないような態度をとってしまったり、普通は言わないようなことを口にしてしまったりするのです。

 

それはなぜかというと、ネガティブな感情が発生すると、「IQ」が下がるからです。「IQ」が低下して判断力が鈍り、誤った言動をしてしまうのです。

そこで登場するのが(登場させたいのが)、「EQ(心の知能指数)」です。

「EQ」とは、簡単に言うと「感情マネジメント能力」のことです。ネガティブ感情が発生した時に、それを上手くマネジメントできたら最高です。「IQ」を低下させることもありません。

これが、前回「EQを高めることができなければ、IQを生かすことができない。」と述べた理由の1つです。

 

「EQ」とは、「自分の感情を認識する能力」+「自分の感情的問題点を理解し改善する能力」=「自分の感情をコントロールする能力」ということが言えるので、これらについて考えていきます。

 

まず、1番最初にするべきは、「俺は怒っている」「私は怖がっている」「僕はガッカリしている」・・・など、自分の今の感情がどうなっているのかを観察することです。まずは、その感情を知ることができなければ(感情に気付くことができなければ)、変化をもたらすことはできません。意識的に認識することがスタートです。

なぜかというと、人の脳には、不都合があった場合、無意識に改善しようとする働きがあるからです。ですので、感情を認識することができれば、脳は自然に改善に向けて働き始めてくれるのです。

例えば、怒りの感情が湧きあがってきた時、「怒りの感情が湧いてきた」と認識するだけで、既に何%かの怒りは消えています。たいした怒りでない場合は、認識するだけで消えるかもしれません。

ということですので、ネガティブ感情との付き合い方がテーマである方は、まずは自分の感情を認識する習慣をつけると良いと思います。

 

そして、その場で認識することをやった上で、更に意識的にやった方が良いのは、後でその感情を紙に書き出すということです。試合や練習の時にネガティブ感情がよく出る人は、それを細かく記録するとより効果的です。記録することで客観視することができます。

「何に怒っているのか?」「どうして怖がっているのか?」「どんな時にガッカリするのか?」ということを、落ち着いて考えるだけでも、自分についての理解が深まり、それを何度も繰り返していくうちに、様々な状況における自分の「傾向」が分かってきます。特定の場面や問題や人に対し、自分がどんな反応をするのか?を知ることができます。

考える過程で、自分について新たな発見があるかもしれませんし、前向きな行動につながるヒントが見つかるかもしれませんし、自分の感情を分析することで、冷静な自分を取り戻すヒントを発見できるかもしれません。

それが分かれば、「こういう時はこうする…」「こういう場面ではこう考える…」「こういう場面では、○○感情が出るので、事前に○○しよう…」・・・など、いろんな場面でのいろんな対処方法を見つけることも可能でしょう。いろんなパターンの対処法を、たくさん見つければ見つける程、「感情コントロール能力」が高くなります。

 

自分のことを知っているつもりでも、実はよく分かっていないという可能性もあるので(しかも高い可能性^-^;)、上記のようなことを実行してみるのは価値があることだと思います。普通に考えたら結構面倒くさい作業ですが^-^;、それで自分の感情が進化できるかもしれないのであれば、たいした面倒くささではありません。

「EQ」が高い人というのは、「自分のことをよく知っている人」でもあるのです。

 

自分で出来ない場合は、信頼できる人(親、コーチ、先生・・・etc。)に頼んで、インタビューしてもらって記録してもらう、というのも1つの方法です。

自分がコーチの立場である場合は(甘いと言われるかもしれませんが^-^;)、自分で出来そうにない生徒に対しては、そういうことをしてあげるのも1つの方法でしょう。

 

(後編に続く)

 

 

 

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