想定内

 

今日のテーマは 『想定内』 です。

 

前回「ポジティブ!ポジティブ!ポジティブ習慣!」という話をしたのですが、今日は「ポジティブだけではダメですよ」という話をしようと思います^-^;。

とある心理学の研究結果で、「ポジティブ思考とネガティブ思考の割合が、どの程度であれば結果が出やすくなるのか?」が示されました。

その比率は・・・8 : 2 

つまり、ポジティブのみではダメで、ある意味、ネガティブに考えないといけない部分もあるということです。

 

例えば、安全管理・リスク管理がそれにあたります。

それは、ネガティブな状況や出来事を ❝想定内❞ に入れるということです。

身近な例を挙げてみると、

・車を運転している時、その角から子供が飛び出してくるかもしれないからスピードをおとす。

・雨が降るかもしれないから、傘を持っておく。

・ガットが切れるかもしれないから、ラケットを2本持っておく。

とか。

例はもっともっと大量にありますが、いずれにしても、ネガティブな状況を想定しておくことで、対処しやすくなり、感情的にもマイナス部分が軽減されるということです。

ポジティブ一辺倒で、「子供なんか飛び出してくるわけないじゃん!俺は事故なんか起こさないぜ~!ポジティブ!ポジティブ!」と、危険な運転してたら、もし実際子供が飛び出してきた場合、対処できない可能性が高いでしょう(-_-;)。

 

そしてこの、「想定できていないがために、うまく対処できずに、メンタルが崩れてしまう」ということが、テニスの試合ではよく起こります。

特に、試合経験の少ないジュニア選手に多いです。

例えば、

「4-1で勝ってたのに負けました(*_*;。ありえない…。」とか、

「3-0だったのに逆転されました(*_*;。ひどい…。」とか、

そういうレベルの話をしてきたりします。

 

試合経験がある程度豊富な人であれば、「いやまぁ、そんなことはよくあることですけど…(-_-;)。」という話なのですが、経験が少ないのでそう思ってしまうのです。

本人の試合中の気持ちとしては、4-1から4-4に追いつかれたら、「もう勝ったと思ったのに、なぜだ!?追いつかれてしまった!やばい!」と思って焦ってしまい、メンタルが崩れてそのまま敗退…となってしまうのです。

要するに、「リードしても追いつかれることはある」ということが、想定できていないのです。

 

やはり、人は ❝想定外❞ のことが起きてしまったら焦りますし、メンタルが不安定になります。

これは当然のことです。

ですから、リスク管理として、起こり得るネガティブな状況を ❝想定内❞ に入れておいたほうが良いということになります。

 

もちろん、自分自身でいろんな苦しい経験や辛い経験や痛い経験を積むことによって、❝想定内❞ の出来事が増えていく、というのは間違いないです。

ベテラントッププロなどは、様々な状況を経験しているので、何が起きてもほぼ動じません。

 

しかし、自分で経験していなくても、「そんなこともあるんだ…」という情報を知っていれば、そうなってしまった時に、メンタルの揺らぎを軽減できると思います。

ですので、是非、ネガティブな出来事を考えてみたり、他の人の経験を聞いてみたりして、「そんなこともあり得るんだ」ということを、❝想定内❞ に入れてください。

ポジティブは大事ですが、ポジティブ一辺倒ではうまくいきません。

ポジティブ:ネガティブ= 8:2 です。

「どんな(ネガティブな)ことが起こり得るだろうか」と現実的に考えて、それを ❝想定内❞ に入れているということが、メンタルの安定感を発揮するための1つの条件と言えるでしょう。

 

ちなみに、私自身で言えば、0-5から7-6で勝ったこともあるし、2-7から9-8で勝ったこともあるし、5-1から5-7で負けたこともあるし、3セットで6-1.5-2の40-30から負けたこともあります。

こういう経験をすると、もうそれは想定内なので、次からは対処を考えることができます。

目の前でみた最高記録は、(自分の生徒の試合でしたが^-^;)1-7から9-8で勝った、というのがありました。

これは10年前くらいの話で、その時は100%負けたと思いましたが、この出来事も私の ❝想定内❞ に入りました^-^;。

 

最後に・・・

心理学では、研究データから、

『何でもポジティブに考える人ではなく、「目標達成までには困難や問題に行く手を阻まれることもあるだろう」と、同時にネガティブなことも考えられる人の方が、目標達成率が高い』

ということが分かっているそうです。

 

 

 

 

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