アンガーマネジメント(試合後)

 

今日のテーマは 『 アンガーマネジメント(試合後)』 です。

 

前回は、試合中(時間がない中での)のアンガーマネジメントについての投稿でしたが、今回は、試合後というか、時間がある時にどういうことをすれば良いのか?について3つ挙げたいと思います。

 

①『 自分が正しいと思っている信念や価値観 『コアビリーフ』を確認し、必要に応じて修正する 』

怒りが起こる背景には「コアビリーフ」というものが起因しています。「コアビリーフ」とは、自分が信じている「こうすべき」「こうあるべき」という信念や価値観のことです。例えば、「世の中は平等であるべき」とか「ルールは守るべき」とか「周りの人に気を遣うべき」というようなことです。

そしてこの「コアビリーフ」が破られた時、つまり思い通りにならなかった時に、現実とのギャップを感じ、怒りが生まれます。つまり、出来事そのものが怒りを生み出しているわけではなく、「コアビリーフ」とのズレによって怒りが発生するのです。

ですので、まずは怒りの根本的な要因である、自分の「コアビリーフ」を知る(確認する)作業が必要です。何が自分の「コアビリーフ」なのかを考えてみて下さい。

試合の時であれば、「ドチャンスボールをミスった💢。(こんなのは確実に決めるべきだ。)」「大事なところでネットインでポイントを取られた💢。(なんてツイてないんだ。平等であるべきだ。)」「相手の態度が悪い💢。(対戦相手をリスペクトするべきだ。)」・・・と言う感じで。

そして、その「コアビリーフ」を修正していきます。

「こんなのは確実に決めるべきだ💢。」⇒「人間は必ずミスをするものだ。100%はありえない。

「なんてツイてないんだ💢。平等であるべきだ💢。」⇒「当然ネットインも起こり得る。どちらに優位に働くかは分からない。それは自分ではコントロールできない。コントロールできないことを考えるのは無駄である。

「対戦相手をリスペクトするべきだ💢。」⇒「世の中には色んな人がいる。態度が悪い人なんてどこにでもいる。

このように修正することができれば、「仕方がない」「そういうものだ」と受け止められるようになってきます。 ❝心の器❞ を大きくすることができるのです。

②『 アンガーログ(怒りの記録)を作成する 』

これは、「自分が怒ってしまった時に、その状況などの情報を書き留める」ということです。

記録する内容は、「日時」「場所」「何があったか(事実)」「思ったこと」「怒りの強度(1~10の10段階とか)」です。

そして、このアンガーログを読み返すことで、自分はどういうことに怒りやすいか? 怒った結果、自分の行動はどうなっているか? その後時間が経ってどうなっているか? などの、怒りのパターンや傾向が見えてくるようになります。

例えば「○○な時に腹を立てやすい」「○○が何回か重なるとキレやすい」「相手の○○な態度にイライラすることが多い」「怒った後も引きずっている…」とか、自分のパターンがわかれば、それを自覚して1つ1つ対処法を考えることができます。

「自分はこういう状況の時に怒りやすいのか…」と自覚するだけでも、改善に向かって歩を進めることになりますし、次に同じことが起きても「○○のパターンだ…」と気付くことができれば、「○○のように対処しよう…」と思考することができます。(思考できている時点で、「衝動的な怒り」は回避できています。)

そして実際に試してみて、試行錯誤しながら、より良い、自分に合った方法を作っていくのです。

③『 オキシトシンを分泌させる』

以前スウェーデンの学校で、「生徒にマッサージを施すことで、どのような効果があるか?」という取り組みを実験的に行ったところ、「成績が上がったり、問題行動が減った」などの成果があったといいます。(このことは論文として発表されているそうです。)

実は、ストレスが溜まっている時にマッサージに行きたくなるのは正しい反応で、それによって心の安定を得ることができるという、理にかなった方法です。その理由は、皮膚への刺激により、幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が分泌されるからです。

ちなみに「オキシトシン」が分泌されると、以下のような効果をもたらすと言われます。

・幸せな気分になる
・脳・心が癒され、ストレスが緩和する
・不安や恐怖心が減少する
・学習意欲と記憶力向上
・心臓の機能を上げる
・感染症予防につながる
・・・etc

このように「オキシトシン」は、できればいつも分泌させていたいスゴい代物です。では「オキシトシン」を分泌させる方法を挙げます。

・スキンシップ
・マッサージ
・恋人と過ごす
・友達と過ごす
・心から感動する
・心から感謝する
・感謝される
・ペットとスキンシップ
・・・etc

日常的に心掛けるのが1番良いですが、特にストレスを感じている時は、上記のようなことを試してみて下さい。

 

ということで、今回は「アンガーマネジメントとしてやるべき3つのこと」でした。

何事も実際に行動に移していくのはなかなか大変なことではありますが、もし「感情コントロール」のスキルが身につけば、自分にとってものすごくプラスになることは間違いないですので、是非、この「アンガーマネジメント」に取り組んでみて下さい。