ルーティーン

 

今日のテーマは 『ルーティーン』 です。

 

❝ルーティーン❞ とは、「決められた一定の手順で行われる動作」のことで、特にプロスポーツ選手はこの ❝ルーティーン❞ を取り入れている選手が多いです。

では何のためにやるのかというと、(選手によっていろいろあるとは思いますが)、基本的には「メンタル面を安定させるため」という役割が大きいと思います。

メンタルが安定すれば、パフォーマンスの安定が期待できます。

つまり、自分の力を発揮しやすくなります。

そのために選手たちは自分の ❝ルーティーン❞ をこなします。

 

なぜ、ルーティーンがメンタルの安定をもたらすのか?ですが、

まずは、このブログによく出てくる「ボールだけに集中する」ことと同じ効果で、目の前のルーティーンに集中することで、雑念(いらない意識)を排除するという効果があります。

いつも通りのルーティーンをこなすことで、いつも通りの自分をキープする、という効果もあります。

あとは、❝メンタルスイッチ❞ です。

これは、何か特定の目からの情報や、体の動きを、良いメンタル状態を作るためのスイッチにする、という方法です。

特定のアクションに対し、自分が望むメンタル状態が想起されるように、練習しておくということです。

例えば、「気持ちを高めたい時 → 握りこぶしを作る」とか、「落ち着きたい時 → 後ろを向いて目を閉じる」とか、「集中したい時 → ボールだけに意識を向ける」とか……これらは例ですが、自分に合う方法をいくらでも考えることができます。

ある日本人プロテニスプレーヤーは、「指で指に触れる」という行動をメンタルスイッチに設定する練習を重ねました。

「人差し指を触った時 → 冷静」「中指を触った時 → 闘争心」「薬指を触った時 → 集中力」という具合に、指ごとに設定し、行動と感情が結びつくように練習を繰り返し、メンタルスイッチを作り上げました。

そしてその成果は戦績として現れ、メンタルの強い選手という評価を得るまでになったそうです。

 

皆さんも、実際に、いろんなスポーツでプロ選手がルーティーンワークをしているのを見たことがあると思います。

テニスで分かりやすいのはナダル選手でしょう。

コイントスの時、試合開始直前、ベンチにいる時、サーブを打つ前、リターンの構えに入る時、ゲームが終わってベンチに向かう時など、一体いくつルーティーンがあるのですか!?というくらい同じ動作をします。

他のスポーツでも、

イチロー選手はバッターボックスに入る前、入った時、構える時、同じ動作をします。

横綱白鳳関は仕切りに入る前、左足を見てから右足を見る、という同じ動作をします。

ラグビーの五郎丸選手はキックの前、指を合わせて少し内股になる、という独特のポーズをします。

 

このようなルーティーンワークは、脳科学的にも理にかなっているそうです。

反復練習することより自動メカニズムが脳に形成されると、条件反射的に自分が望むメンタル状態を作ることができるのです。

 

皆さんも、自分の ❝ルーティーン❞ を作ってみてください。