2019年下半期・プロテニスプレーヤー発言集 Part2

 

今日は『2019年下半期・プロテニスプレーヤー発言集 Part2』ということで、前回の続きです。

 

●B・アンドレースク

全米オープンで四大大会初のベスト4進出を果たした後の会見で

「第1セットのメルテンスは戦術をしっかりやり、私はミスが多かった。でも、自分自身に「戦い続け決して諦めるな」と言った。彼女は私のバックハンドへボールを集めていたから、第2セットはバックハンドでダウン・ザ・ラインを多く打つようにした。より自分のフォアハンドへボールが来るようにして、フォアハンドをもっと使えるようにした。なぜならフォアハンドが好きだから。それが上手くいった。」

「子供の頃から、ラケットを握った時から、このステージをみんなが夢に見ている。私は、ここまで来るためにたくさんの努力をしてきたと自信をもって言える。だから、ここにいることに自分は値するし、もっと勝ち進みたいと願っている。」

次の準決勝でベンチッチを破った後、決勝のセリーナ戦について聞かれ

「彼女(セリーナ)とは、ずっと対戦したかった。『彼女が引退する前に対戦したい』と、いつもチームの中で話していた。本当に楽しみにしている。彼女はコートの中でも外でも素晴らしいチャンピオン。きっと楽しい試合になる。」

そして、決勝でも勝利し、四大大会初優勝を飾りました。

 

●R・ナダル

全米オープン準々決勝でシュワルツマンに勝利した後、会見で「もしもあなたがシュワルツマンと同じ身長でも、試合は勝てたと思いますか?」と質問され

「問題はその『もしも』だ。『もしも』は現実には存在しない。非常に危険な言葉だと思う。もしも、私がシュワルツマンと同じ身長だったら、その身長にあったプレーをするだろうし、逆に彼が私の身長だったら、同じように、その身長に合わせたプレーをするだろう。私は現実的な話をするように心がけている。彼は間違いなく世界最高峰の選手だ。調子がよければ、彼は誰でも倒せるだろう。今日は私が勝ったが、タフな試合だった。」

ベレッティーニはあなたをテニス界最高のファイターと評し、シュワルツマンはあなたをジャングルの中のライオンと表現しています。自分自身の『闘志』をどう表現されますか?と聞かれ

「よくわからないけど、そんな綺麗なものではない。自分は安定したキャラクターをずっと人生の中でも、キャリアの中でも構築してきたつもり。その安定とは、精神的に集中して、リラックスした状態を保ち、常に対戦相手を尊重して、全てのポイント、ゲーム、セット、試合をプレーすることだと思っている。それが成功の秘訣だと思う。でも、これがすべてではない。自分の成功は闘志だけで得たものではない。それ以外にもいろいろある。」

「私が、良い戦いをする品行方正な選手で、プラス思考の性格を持っていると言われることもあるけれど、それは私だけに限ったことではない。多くの選手がそうやって戦っている。」

準決勝後の会見で決勝戦について聞かれ

「自分のキャリアに幸せを感じている。自分がやってきたことを誇りに思う。またチャンスを得た。いつもと同じように全力を尽くす。それが私の自己満足で、個人的な幸せ。勝ちもするし、負けもする。それがスポーツ。もちろん、もっとグランドスラムで優勝したい。でも、それが達成できなかったとしても、それほどストレスにはならない。また次のチャンスをつかめるように願うだろう。」

コートチェンジごとに必ず慎重かつ繊細にペットボトルを並べる理由について聞かれ

「もしボトルをきっちりと並べなければ、休憩中に試合以外のことを考えてしまうことになる。こうして毎回同じようにすることで、試合と、この先の展開だけに集中しようとしている。」

 

●D・メドヴェデフ

テニス選手としては不真面目で、試合前日にベッドでテレビを見ながら深夜3時まで起きていたり、試合当日にクロワッサンや大好物のパンナコッタを食べたり、試合直前の練習後にグミやキャンディをつまんでいたと聞きましたが、それを改善し本気で取り組むようになったきっかけは?と聞かれ

「自分がトップ100に入るような選手になれるとは考えたことがなかったが、ランキング上位のプレーヤー達を破ったことで考えが変わった。少し前までは『君はトップ20に入れる』なんて言われても、あり得ないと思っていた。」

コーチの話では、「世界65位で参戦した2017年の『Next Gen ATPファイナルズ』で準決勝に進出した後、2014年から組んでいる私とフルタイム契約した。更にフィジオとメンタルコーチも雇って、生活スタイルを改善した。トレーニングにもより熱心に励むようになった。」ということです。

 

●大坂なおみ

チャイナ・オープン準決勝で苦手のウォズニアッキを破った後の会見で「プレー中は作戦を考えていたか?」と聞かれ

「プレーしている時は、ほとんどが本能的なもの。フォアのクロスを決めるためにバックで先にストレートに打とうとか、そのようなことは考えなかった。」

 

●A・デミノー

スイス・インドア・バーゼル準決勝で身長210センチのオペルカに26本のサービスエースを決められるも、7-6,6-7,7-6で勝利した後のコメント

「彼(オペルカ)が私に対し、40本や50本のサービスエースを決める可能性がある、ということを念頭に置いていた。最も大事なことはイライラしないことだ。」

ちなみに現在デミノーはオペルカに対して無敗で、オペルカの天敵になっています。

 

●R・ナダル

キャリアを通してトップレベルでい続け、2019年はさらに素晴らしい年にした秘訣について聞かれ

「秘訣なんてない。大事なのは情熱。テニスを愛すること。困難な時でも前向きに考えること。実際、私は選手として難しい状況に陥ったこともあった。でもなんとか乗り越えてきた。私のプレースタイルでは長く活躍することはできないと言う人も多かったけど、私は今もプレーすることができている。これは本当に嬉しいことだ。ただ、実は自分自身でも驚いている。」

 

最後にプロの選手ではないですが…

●ゾーイ・リトルウッド(メンタルコーチ)

「目の前の試合にフォーカスすることだ。過去の失敗と未来への不安を断ち切れば、メンタルに起因する失敗を減らすことができる。第二のポイントは、その集中を最後まで保つこと。もしも途中で勝利を確信したり逆に不安に支配されてしまったりすれば、良いサーブを放つことは途端に難しくなる。もちろん他にも複数ポイントはあるが、まずは感情のコントロールと集中力の維持が、優れたメンタル作りの基礎である。」

「ミスを成長プロセスの一部として受け入れることが大切。プロの試合では、コメンテーターがミスに対して悲観的な反応をすることが多いが、選手は何ひとつ心を悩ます必要はない。成長過程に欠かせない要素だと捉えることだ。1つ前のポイントやショットを忘れ、今この瞬間だけを考えるよう常に意識すると効果的。余計な思考を取り払うことで、プレーヤーの能力は最大限に引き出される。」