PDCAサイクル

 

今日のテーマは 『 PDCAサイクル 』 です。

PDCAサイクルとは

PDCAとは、「Plan=計画」「Do=実行」「Check=評価」「Action=改善」の4つの英単語の頭文字で、PDCAサイクルとは、この4つの段階を、P→D→C→A→P→D→C→A・・・と循環的に繰り返すことで、仕事の改善や効率化を図ろうという考え方です。

ビジネスの分野で、「全ての仕事に役立つワークマネジメント術」として広く知られています。

そしてこの『PDCAサイクル』という考え方は、ビジネスの分野だけではなく、様々な分野で使用可能です。当然、スポーツの現場でも取り入れることができるでしょう。

否定的意見もあり

最近のビジネスの現場では、

「PDCAサイクルを回せ!と言っているのは日本だけであり、この4つの用語に忠実に従うと上手くいかない」
「PDCAサイクルは意味がない」
「PDCAとは『Plan:計画、Delay:遅延、Cancel:取消、Apologiz:謝罪』のことだろう」

など、否定的な意見も結構あるのですが、どんな考え方にも多面性があり、使い方や使う場面や状況によって、効率的であったり非効率的であったりしますので、肯定的な意見も否定的な意見も、ある意味どっちも正しいですね。

現場で実践

では、スポーツの現場でどう使っていくかということなのですが、

「Plan」・・・・どのような目的でどのような練習をするのか考える
「Do」・・・・・・実際練習で行う
「Check」・・・できたこと・できなかったことを振り返る
「Action」・・どうすればできるようになるかを考える

大まかですが、こんな感じです。そしてこのPDCAを回していきます。

テニスの場合、(他のスポーツもそうだと思いますが)、この「Plan」の部分が、1個や2個ではありません。

単純に、テニススクールでよくやっている、ストローク、ボレー、スマッシュ、サーブ、フットワーク、ゲーム形式の基本練習だけでも、何十個もあるでしょう。

そして、レベルによっても、状況によっても、目的によっても違いますし、フィジカルやメンタルのトレーニングも入れると、その数は更にどんどん増えていきます。

結局のところ、実際の試合では、❝状況❞ は無限にありますので(似通った状況はあるにしても、厳密には同じ場面は2度とない)、練習の内容とかドリルも、無限にあると言っても過言ではありません。

その中で、コーチは選手1人1人の現状に沿って、PDCAを考える必要があります。

他のスポーツの指導者や、学校の先生とかも同じだと思いますが、真剣にやろうとすればするほど、凄く難しい職業です。(だからこそやり甲斐があったりします)

 ❝早回し❞ になり過ぎないようにする

ちょっと話が脱線しましたが…、このPDCAサイクルには「少しずつ積み重ねて向上していく(=スパイラルアップ)」という基本概念があります。

PDCAサイクルというと、「どんどん回す」というイメージがありますが、回転スピードを意識し過ぎると、どうしても短期目線になってしまいがちになります。

そうなると、1球1球ミスをするたびに「あーしろ、こーしろ」と短期チェックを入れてしまうことになりますし、練習方法にしても「ちょっと練習してダメなら次の方法!ダメなら次、また次・・」のように次々とやり方を変えることになってしまいます。

 ❝積み重ね❞ というのは、同じことを繰り返すことで起こるので、短期的に方法を変えてしまうと、❝積み重ね❞ が起こりません。

ですので、「少しずつ積み重ねて向上していく」という基本概念から外れないようにしながら、サイクルを回す必要があるのです。

テニスプレーヤーとしての進化は、通常、インスタント的にすぐに起こることではありませんので、短期目線ではなく中期目線を持ちつつ、状況に応じて『PDCAサイクル』を回すスピードを検討する必要があるでしょう。

名言集

それでは、最後に名言集です。

 

「人は繰り返し行うことの集大成である。だから優秀さとは、行為でなく、習慣なのだ。」

アリストテレス (古代ギリシャの哲学者)

 

「成長は反復のおかげだ。繰り返すことが一番大事なのだ。」

ジョー・ポーカロ (ジャズ・ドラマー、パーカッション奏者)

 

「常に知的好奇心を持ち、心の中で『なぜ』を繰り返してみる。それが、論理的思考の訓練になる。」

細野真宏 (カリスマ講師)

 

「学びて時に之を習う、亦(また)説(よろこ)ばしからずや」

孔子 (中国の思想家、儒教の創始者)

 

「開拓精神によって自ら新しい世界に挑み、失敗、反省、勇気という3つの道具を繰り返し使うことによってのみ、最後の成功という結果に達することができる。」

本田宗一郎 (本田技研工業(Honda)創業者)