パーキンソンの法則

 

今日のテーマは 『パーキンソンの法則』 です。

 

前回は「何に時間を使うか」という話をしたのですが、今回は「時間を有効に使うための方法」のひとつを紹介します。

「パーキンソンの法則」とは、イギリスの政治学者のパーキンソンさんが提唱した、

《第1法則  仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する》

《第2法則  支出の額は、収入の額に達するまで膨張する》

という法則です。

「人は与えられた分の時間やお金を全部使ってしまう…」ということです。

 

人間は本質的に怠惰な生き物と言われていて、切羽詰まるまではラクな方へ流されてしまいやすい傾向があるそうです。(あるそうです…というか実感としてあります^-^;)

締め切りまでに時間があったら、「まだ時間があるから大丈夫」と考え、集中力を欠き、その結果ダラダラと作業することになり、結局完成が締め切りギリギリになってしまう…というのはよく聞く話です。

代表的(!?)な例は、夏休みの宿題とかでしょうか^-^;。もちろん計画的にさっさと終わらせる子もいますが、ギリギリまで引っ張っている子も多いです(*_*;。

これは、「数日でできることでも、1ヵ月の猶予を与えれば、完成するのに1ヵ月を要する」ということを意味しています。

 

ここで、大切なのは、「時間を目一杯使ったからといって、精度が上がるわけではない」ということです。

何かを完成させるのに1ヵ月の期間があった場合と、数日しか期間がなかった場合では、そのクオリティはほとんど変わらないという研究結果があります。(もちろん量が適切な場合)

ということは、時間を有効に使うには、❝適切な制限時間❞ を設けた方が良いということになります。

 

脳科学者の茂木健一郎先生は、「仕事をするうえで『タイムプレッシャー』は有効である」と述べています。

制限時間を設けることで集中力が高まり、効率よく達成することで得られる快感が脳への良い刺激となり、やる気にも繋がるそうです。

これは心理学で ❝締め切り効果❞ と呼ばれるものです。

 

もちろんのこと、いきなり「気合いだ~!」とか言って短時間に無理矢理詰め込んでも、その計画は破綻するでしょう(*_*;。

前々回の投稿「ホメオスタシス」の中でも述べたように、短期間での大きな変化は望めません。

ですので、まずは負担にならない程度に、自分の計画に ❝制限時間❞ を設けてみて下さい。

日々のToDoリストとかを作っている人でしたら、その一つ一つに制限時間を作るというのも、効率を高める良い戦略だと思います。

そしてそれが習慣化してくるにつれて、だんだんと ❝時間を有効に使うスキル❞ が向上し、何をするにもスピードアップに繋がると思います。

当たり前ですが、「1時間で1つのことをやり遂げる人」と「1時間で2つのことをやり遂げる人」では、成長スピードが2倍違います。

もちろんスピードを求め過ぎてクオリティが落ちてしまっては本末転倒ですので、自分に適した ❝度合い❞ や ❝バランス❞ を考えるのは当たり前なわけですが、それを考慮に入れた上で、❝行動のスピードアップ❞ を目指してみて下さい。

 

それでは、今日も最後に「偉人の言葉」です。

 

「時間だけは神様が平等に与えて下さった。これをいかに有効に使うかはその人の才覚であって、うまく利用した人がこの世の中の成功者なんだ。」

本田宗一郎  ホンダ創業者

 

「石の上にも三年という。しかし、三年を一年で習得する努力を怠ってはならない。」

松下幸之助  パナソニック創業者

 

「人類永遠の課題は、起きている時間をどのように構成するかだ。」

エリック・バーン  カナダの精神科医

 

「人生の価値は時間の長さではなく、その使い方で決まる。長生きをしてもむなしい人もいる。」

モンテーニュ  フランスの哲学者

 

「愚者が最後にすることを、賢者は瞬時に行う。」

マキャヴェッリ  イタリアの政治思想家