パフォーマンスを落とす ❝ 意識(雑念)❞

 

今日のテーマは 『 パフォーマンスを落とす ❝意識(雑念)❞ 』 です。

 

『集中が苦手』=『メンタル弱』

以前の投稿でも書いたのですが、人間は本来、集中するのが得意ではありません。

ましてや、大事な試合などのプレッシャーがかかる状況下というのは、対戦相手や周りの環境、ゲームカウント、自分自身の調子などが必要以上に気になりやすいです。

本当はボールに意識を集中(エクスターナルフォーカス)してパフォーマンスを上げたいのに、ボール以外の色んなものが気になってしまいます。

一般的に ❝メンタルが弱い❞ と言われる人は、❝周りの色んなものに意識を取られやすい人(=集中するのが苦手な人)❞ とも言えるのです。(ですので『集中力を養成する練習(ボールに集中する練習)』をおすすめしています。)

 

❝雑念❞ によってパフォーマンスが低下する

では『パフォーマンスを落とす ❝意識(雑念)❞ 』の例を挙げていきたいと思います。

まず「周りの環境への意識(雑念)」としては、

・風が強くてやりにくい、雨が降っていてやりにくい。
・ボールの種類がいつもと違う。
・観客が多くて気になる。
・いつもよりガットのテンションが緩い気がする。
・隣コートの選手が声を出しまくっていてうるさい。
・相手の親やコーチや監督の応援がうるさい。
・コート状態が悪くイレギュラーする。
・コードボール(ネットイン)に腹が立つ。
・相手の汚いセルフジャッジに腹が立つ。
・相手の態度が気に食わない。
・・・・・etc

こういうことは結構よくあることなのですが、これらに意識を取られていると、良いプレーはできません。

そして更に問題なのは「調子が良い時ならばまだしも、上手くいっていない時とか、劣勢で苦しい時とかに、これらの要因のせいにしてしまう。」ということです。当然そんな思考をすると、更にパフォーマンスを落とすことになるでしょう。

これらは、❝コントロール外❞ のこと(自分ではコントロールできないこと)なので、受け入れるしかありません。

次に「ゲームカウントやポイントへの意識(雑念)」としては、

・立ち上がりのゲームは大事だ。取らねば…。
・このゲームは重要だ。取られたらヤバイ…。
・さっきのゲームを取られたのはシャレにならない…。
・このポイントは絶対取る!
・ブレークポイントだ…。マッチポイントだ…。
・やっとの思いでリードした…このリードを守らねば…。
・5-0だ、もう大丈夫だろう…勝ったな…。
・0-5だ、もうダメだ…負けだ…。
・・・・・etc

このような思考は、試合経験豊富な人のほとんどが、したことがあるのではないでしょうか。そして、これらも雑念であり、もちろんパフォーマンスを落とす要因になります。

「ブレークポイントで良いプレーができない…」とか、「マッチポイントを何度も逃した…」とか、「勝ちビビってしまった…」とか、「油断して集中を欠いた…」とか、「諦めてしまった…」とか、このようなことに心当たりがある人も結構多いと思います。

そして「自分自身への意識(雑念)」としては、

・今日は調子が悪い気がする…。
・いつもより動けていない気がする…。
・1stサーブが入る気がしない…。
・ダブルフォルトしそうだ…。
・体力的に大丈夫だろうか…。
・どうしてこんなミスするんだ!
・どうしてうまくいかないんだ!
・この試合は絶対勝たないといけない…。
・この試合は絶対に負けたくない…。
・この試合に勝ったら優勝だ…。
・この試合を勝ったら全国大会に出場できる…。
・・・・・etc

このような思考も浮かんできやすいです。当然これらも雑念であり、パフォーマンスを低下させる原因になります。

 

❝エクスターナルフォーカス❞ の練習をする

ということで、周りの環境やゲームカウント、自分自身に対する色んな ❝意識(雑念)❞ の例を挙げましたが、結局このような意識は全て ❝自分の頭の中にある思考❞ であり、つまり、❝インターナルフォーカス❞ であるということです。

そして、以前の投稿でもお伝えしたように、❝インターナルフォーカス❞ は自身のパフォーマンス低下させることに繋がります。

ではどうすればいいのかというと、繰り返しになりますが、❝インターナルフォーカス❞ ではなく ❝エクスターナルフォーカス❞ をするということです。

つまり『ボールに意識を集中する』のです。ボールに意識を集中することにより、いらない意識(雑念)を排除します。

集中できていても、ふとしたことで雑念が湧いてきたりしますが、そういう時は、また集中し直せばいいです。❝再集中❞ できればOKです。(以前の投稿『「集中」スキルの向上』も参考にして下さい)

このようなメンタル練習を積み重ねていくと、だんだんと集中できる時間が長くなっていったり、気持ちの切り替えが上手になったり、メンタルの安定感の精度が増してくると思います。

是非、日々の練習に『 ❝エクスターナルフォーカス(ボールに集中)❞ する練習』を取り入れてみて下さい。

 

名言集

「決められない時は、雑念・雑音が入って集中できていなかったり、変に考えてしまって力んだり..。決められる時は、余計なことを考えていなくて、ココロとカラダが自然に連動している気がします。」

岡崎慎司 (プロサッカー選手、日本代表)

 

「心が無の状態であれば、何が起こっても対応できる。未熟者の心の中には多くの雑念がある。」

フィル・ジャクソン (アメリカのバスケットボール指導者、監督として11度のリーグ優勝(最多記録)、バスケットボール殿堂)

 

「済んだことでくよくよしない。明日のことでも悩まない。雑念を捨てて、❝今”❞ がすべてと思って生きよ。」

武田豊 (新日本製鐵(新日鉄)代表取締役会長、経団連副会長、日本鉄鋼連盟会長などを歴任)

 

「雑念をやめ静かなときも動くときも心を同じにするのがよい。何かひとつだけのことを考えるならば雑念が自然となくなり、素早く実行できる。」

高杉晋作 (長州派維新志士、奇兵隊創設者)