プレッシャーの中でも集中できるスキルを磨く

 

今日のテーマは 『 プレッシャーの中でも集中できるスキルを磨く 』 です。

 

前回、「動物の特徴として、プレッシャーがかかった時には、基本的に集中力を発揮しにくい。人は本来、集中することが得意ではない。」という話をしましたが、今回は「ではどうすればいいのか?」についてです。

 

ボールに集中する

いきなり一言で結論を言うと、「トレーニングして集中するスキルを磨いていく」ということになります。

「集中することが得意ではない」とは言うものの、人は集中する能力も持っていますので、その能力を、プレッシャーがかかった状況でも発揮できるように、日々トレーニングしていけば、「集中スキル」を進化させることができます。

で、具体的に何をすれば良いかというと、お勧めは『ボールに集中する』トレーニングです。

人の脳には、「2つ以上のことを同時に考えることが出来ない」という特徴があります。1つのことしか考えることが出来ないのです。

「いやいや、同時に色んなことが気になるよ!」という人もいるかもしれませんが、それは「色んな要素を1つ1つ素早く行き来しているだけ」です。「あれもこれも色んなことが同時に気になる」という現象は起きないのです。

ですので、「ボールだけに集中する」ことができれば、その間は「ボール以外の要素を排除」することができます。外部要因・内部要因などのプレッシャーに影響されない、安定感のあるメンタリティを作ることができるのです。

 

集中する目的

集中する目的は、『安定メンタルの獲得によって、パフォーマンスを最大限発揮すること』です。

「ボールだけに集中」し、「ボール以外の要素を排除」できれば、感情のアップダウンを抑えることができるので、メンタルが安定します。

メンタルが安定すれば、パフォーマンスも安定し、自分の持っている実力を最大限発揮できる可能性が高まります。

「集中スキル」が高ければ、練習の時も試合の時も、ハイパフォーマンスを発揮しやすいということで、当然自身の成長スピードを速めることにも繋がるでしょう。

 

トレーニングの過程

ということで、「ボールに集中する」トレーニングをお勧めするのですが、当然のことながら、すぐに結果が出るわけではありません。

前回書いたように、そもそも人は周りに気を取られやすく、長い間集中し続けることができませんので、そう簡単には「集中スキル」は向上しません。

ベイビーステップとして、まずは「そもそも集中力はそう長く続くものではない」ということを認識しておくことが必要です。

集中が切れる度に「なんで集中できないんだ!」「俺は集中力がない!」とかネガティブ反応しまっては、トレーニング効果が薄れるからです。

集中力が維持できなかったとしても、焦らず、怒らず、ネガティブ反応せず、またボールに集中を戻せばいいのです。 ❝再集中❞ できればOKです。

ボールに集中 ⇒ 周りの人の動きが気になる ⇒ ボールに再集中 ⇒ ミスをしてイライラする ⇒ ボールに再集中 ⇒ コーチにダメだしされて凹む ⇒ ボールに再集中 ⇒ 外で鳴っている大きな音が気になる ⇒ ボールに再集中 ・・・という感じです。

この「 ❝再集中❞ でOK!」というマインドセットを持って、何度も何度も何度も何度も取り組んでいくうちに、だんだんと集中できる時間が長くなっていきます。

まずは、練習や練習試合の時に「ボールに集中する練習」をすることからスタートしてみて下さい。

 

名言集

それでは今日も名言集です。

 

「集中力っていうのは、天才のものじゃないんだ。訓練だ。」

小澤征爾 (ウィーン国立歌劇場音楽監督を務めた世界的な指揮者)

 

「後追いでは勝つためには一点集中するしかない。」

孫正義 (ソフトバンク創業者)

 

「成功する戦士は、レーザーのような集中力を身につけた、ごく普通の人間である。」

ブルース・リー(香港の中国武術家)

 

「成功はほとんどが気力、集中力、忍耐力しだいである。」

デニス・ウェイトリー (世界的に著名な脳力開発研究家)

 

「集中するとは、いまここで、全身で現在を生きることである。いま何かをやっているあいだは、次にやることは考えない。」

エーリッヒ・フロム (ドイツの社会心理学者)

 

「目の前に集中せよ。太陽光線も一点に集中しなければ、発火しない。」

アレクサンダー・グラハム・ベル (電話を発明した科学者)

 

「アイデアはそれを一心に求めてさえいれば必ず生まれる。」

チャールズ・チャップリン (イギリスの映画俳優・映画監督、『喜劇王』の異名を持つ)

 

「生きる技術とは一つの攻撃目標を選び、そこに全力を集中することである。」

アンドレ・モーロワ (フランスの小説家・評論家)

 

「私を天才だと言う人がいるが、それは違う。みんなが自分の力をあらゆる方向に分散させているのに対し、私は全てのエネルギーをひとつの仕事に集中しているだけなのだ。」

トーマス・エジソン (アメリカの発明家)

 

「戦術とは一点に全ての力を奮うことである。」

ナポレオン・ボナパルト (フランス第一帝政の皇帝)

 

「攻撃目標一点に行動を集約せよ。無駄な事はするな。」

織田信長 (戦国武将)