メンタルトレーニングの誤解

 

今日のテーマは 『 メンタルトレーニングの誤解 』 です。

今回は、メンタルトレーニングに関して誤解されていそうなことについてのお話です。

 

誤解がありそうなこと①

まず、誤解がありそうなことの1つ目は、

うまくいくイメージを思い浮かべて、脳に刻印すると、その通りになる!」とか「夢や目標の成就をひたすら願うと叶う!」という感じの話です。

確かに、このような話は、いろいろなビジネス成功者の方々や、トップアスリートの方々が言っていたりしますので、正しいことだと思います。

ただ、誤解してはいけないのは、「この素晴らしい方々は、イメージしたり口で言ったりするだけではなく、❝行動❞ している」ということです。

「ただ強く思うだけ」「ひたすら考えるだけ」「良いイメージを持つだけ」ではないのです。

結局のところ、目標を達成するために一番大切なのは、❝行動❞ です。

上記の方々は、「良いイメージ(なりたい姿)をもっている」、そしてそれを「強く思う」「ひたすら考える」ことで、モチベーションやセルフイメージを高くキープし、そのパワーを行動力に繋げているのです。

このように、思いが ❝行動❞ に繋がるからこそ、メンタルトレーニングの意味があるのです。

ただ、私個人的には「思うだけで叶う・願うだけで叶う」ということを100%否定する気はありませんし、実際そのようなことも現実に起こり得ると思います。しかし、それは ❝コントロール外❞ の出来事(自分の力ではコントロールできないこと)ですので、それに期待し過ぎるのは良い戦略ではありません。

それに期待して「思うだけでいい・願うだけでいい」と考えてしまうと、むしろ行動力が落ちて、目標から遠ざかってしまう可能性が高いからです。

ですので、「強い思い」「強い願い」を持っている人は、念じるだけにとどまらず、どんどん行動に移していってください。

 

誤解がありそうなこと②

次に、誤解がありそうなことの2つ目は、

「メンタル的な知識を勉強すれば、すぐに効果がでる」という話です。

技術の習得や筋力・持久力の強化に関しては、一朝一夕に身につくものではなく、結構な時間がかかるということを、ほとんどの人が理解していると思います。

なのですが、メンタルのこととなると、「知識を入れただけですぐに効果がでる」と思っている人が結構多いようです。学校の勉強のように、「勉強したら点数が取れる」のような感覚なのかもしれません。

しかし、『メンタル』というのは、そんな浅いものではありません。頭で理解しても、体がなかなか思い通りに動いてくれないのと同じように、「心」もそう簡単にはコントロールできないのです。

元々メンタルが強めの人には当てはまらないかもしれませんが、「メンタルが弱い人」にとってみれば、「メンタルの進化」というのは、技術の習得や筋力・持久力の強化よりも更に時間を要するものである可能性が高いです。

ある教育家の先生は、『「暗記しただけ」「頭でわかっているだけ」「ちょっとやっただけ」というのは学習ではない。「暗記しました!」「頭で理解しました!」「ちょっとだけやってみました!」というだけでは「学習した」とは言えない。それはまだ学習の初期段階である。』と言っています。

知識を学んだ(頭に入れた)というのは、学習の初期段階に過ぎないのです。

もちろん、まずは知識や考え方を学び、理解する必要がありますが、そのうえで、学んだことを日々コツコツと実践していく必要があります(練習の時だけでなく日常生活でも)。

この日々の積み重ねによって、少しずつ少しずつ「メンタル」が進化していくのです。

『いくら「知って」いても、「行動できていない。行動する気がない。」のであれば、それは「知らない」のと同じこと』というマインドセットを持ち、どんどん行動に移していくことが大切です。

 

名言集

それでは今日も最後に名言集です。

 

「一回でも実践してみると、頭の中だけで考えていたことの何倍もの ❝学び❞ がある。」

羽生善治 (棋士)

 

「仕事のスキルは勉強した時間に比例して直線的に上がっていくものではない。しかし、勉強を継続していると、ある日突然グッと抜け出してステップが上がる。」

橋本孝之 (元日本IBM社長)

 

「知識を増やすだけの勉強には意味がない。血肉化されて初めて役に立つ。血肉化とは文字通り、その学びを自分の体の一部にするぐらいの吸収」

見城徹 (幻冬舎の創業者・代表取締役社長)

 

「学べども、なお学べども、学べども学び足りぬは、学びなりけり」

新渡戸稲造 (日本の教育者、元国際連盟事務次長)

 

「20歳だろうが80歳だろうが、学ぶことをやめた者は皆、老人だ。」

ヘンリー・フォード (自動車会社フォード・モーターの創設者)

 

「自分への教育は自分の無知を認めることから始まる」

スティーブン・R・コヴィー (作家、経営コンサルタント)

 

「勉強する事は自分の無知を徐々に発見していく事である」

ウィリアム・C・デュラント (米国自動車産業界の先駆者、ゼネラルモーターズ(GM)創業者)

 

「学びを知識に変えるのではなく、学びを行動へつなげましょう。」

ジム・ローン (アメリカの起業家、講演家、作家)