学習=行動の変化

 

今日のテーマは 『 学習=行動の変化 』 です。

 

「学習」と言うと、学校の勉強を思い浮かべる人が多いのではないかと思います。もしそうなら、「勉強とは知識(データ)を詰め込むこと」そして「テストで良い点を取ること」と思っている人が多いでしょう。

しかし、教育心理学の分野では、「学習とは経験によって生じる比較的永続的な行動の変化」と定義されています。

とあるアメリカのレジェンドマーケターも、「データそれ自体が何かを達成することはなく、データは行動の変化を促すものでなければならない。」と言いました。

つまり、「どんなに良い知識を学んだとしても、行動が変わらなければ、成果は変わらない。」ということです。

 

多くの人は恐らく、そのようなことを考えることなく生活しているので、「知識はあるけど実行せず」というパターンに陥っている人が多いと思われますし、「自分を高めていこう!」という上昇志向のある人でさえ、それを頭で理解していながらも、結果として行動を変えられず、 昨日と変わらない、いつも通りの日々を過ごしていたりします。

例えば・・・

・読書して「目から鱗が落ちた!いいこと学んだ!」と満足して、何も行動に移していない。

・「質の良い睡眠が大事ですよね!本で読みました!」…なのに、いつも睡眠不足で眠そう。

・「ジャンクフードは体に良くないですよねぇ。なるべく気を付けてますよ。」と言いつつ、しょっちゅう食べてる。

・「ストレッチ大事ですよね!知ってます!」…と笑顔で語りながら、普段どころか、運動の直前すらやってない。

・「メンタル的に○○のように考えると良い…分かってます!」と真顔で言いながら、結局現場で実行せず、同じミスを繰り返している。

・「継続が大事!よし!継続しよう!」と思って始めたものの、結局やめてる。

・・・・etc。

 

ある教育家の先生は、『学習とは、継続的に習慣的に行動が変わること』と言っています。また、「暗記しただけ」「頭でわかっているだけ」「ちょっとやっただけ」というのは学習ではない。「暗記しました!」「頭で理解しました!」「ちょっとだけやってみました!」というだけでは「学習した」とは言えない。それはまだ学習の初期段階である。』とも述べています。

学んだことを実際に活用できていないのであれば、それはまだ学習の途上であり、学習目標を達成したとは言えないということです。

ですので、「何を学んだか?」「何を勉強したか?」「何を覚えたか?」「何を理解したか?」ということよりも、「どのように行動が変わったのか?」ということにフォーカスする必要があるのです。

 

何かを学んだり、誰かに教えてもらった時、「それは知っている」「それは聞いたことある」「そんなのはあたりまえ。誰でも知ってる」というようなことを、言ったり、考えたりしてしまう人は要注意です。

これらの言葉や思考は、進化を止めるものだからです。

いくら「知って」いても、「行動できていない。行動する気がない。」のであれば、それは「知らない」のと同じことなのです。

 

ですので、良い話を聞いたらどんどん実行に移していきたいです。「すぐに行動に移す」ことも習慣です。なかなか動けない人は、後回しにする習慣があるだけです。

まずは「良い話を聞いたら行動転化」というマインドセットを持つことです。そしてなるべくすぐに行動に移すようにします。

コツは「行動転化はベイビーステップで良い」ということ。きっちりやろうとすると時間がかかるので、やはり「後回しにしよう…」となってしまいます。ですので、ちょっとでもいいから行動に移すようにします。そしてそれを繰り返していきます。何度も何度も何度も何度も繰り返すと、徐々にベイビーステップを踏む習慣ができてきます。ベイビーステップの習慣が構築されれば、「もう少し時間を増やそう…」とか「もう少し細かくやろう…」という、次のステップに進むことができます。

何事も一気に変えようとすると、強い抵抗にあってしまいます。中長期目線で、少しづつステップを踏んで継続することで、習慣化が起こってきます。

 

注意点としては、次のことを知っておく必要があります。それは、「ほとんどの場合、習慣化が起こる過程で、同じミスを繰り返すことになる。」ということです。多くのミスを繰り返すのが当たり前なのです。(たいしたミスなく習慣化できればラッキーです。)

これを分かってないと、ミスをする度に凹んだり怒ったりしてストレスを溜めすぎてしまったり、「どうして私は同じミスばかりしてしまうんだ…」と自己嫌悪に陥ってしまったりして、モチベーションやパフォーマンスが下がってしまいます。

ですので、ミスを繰り返したとしても、「これは成長の過程である」と考え、次に進むことが大切です。

たくさんミスをしたとしても、前向きに継続していくと、だんだんミスをする周期が改善されてきます。ミスをする頻度が少なくなってきます。ミスする酷さもマシになってきます。これ正に「成長」です。

「成長」と言うのは、一気に起こるものではなく、徐々に起こるものなのです。

周りから見て一気に成長したように見える場合でも、実は、そこに至るまでに地道な積み重ねがあったりするのです。