上手くいく人は 『確率』で考える

 

今日のテーマは 『上手くいく人は 「確率」で考える』 です。

 

❝確率で考える❞ とは、「全ては確率であり、確定した未来は存在していない。あるのは可能性のみ(いかなる可能性も否定できない)」という考え方です。

つまり、こうすれば確実に上手くいくという答えは存在しない。そんなものはない。(=やってみないと分からない)ということです。

上手くいく人(=成功者)の多くは、このような「確率論的な思考」をしていると言われています。

「確率論的な思考」をしているからこそ、❝不確実性❞ に立ち向かい、次々とチャレンジしていくことができるということです。

 

しかし、日本人は、小さい頃から「 ❝答え❞ があってそれを導き出す」という学校教育を受けて育っているため、「この世の中には ❝正しい答え❞ が存在している」と、何の疑いもなく思っている人が多いと言われます。

また、学校や会社や家庭で「失敗をするとすぐに怒られる」という環境で生活しているため、多くの人が、❝無難な方法❞ を選び、❝失敗❞ を避けようとします。

多くの人が 「❝正解❞ を決めて欲しい」「❝答え❞ を教えて欲しい」と考え、❝確実性❞ を好み、❝不確実性❞ を嫌っているのです。

つまり、傾向として、「日本人は確率論的な思考をすることが苦手」 ⇒ 「 ❝確実性❞ を求めるため、チャレンジしない人が多い。」「❝確実性❞ という存在しないものを求めるため、答えが見つからずに迷走する人が多い。(そして解決できず現実逃避する。)」 ということになります。

このような傾向があるからこそ、「少数派である ❝確率論的な思考の持ち主❞ が、抜きん出る(成功に近づく)可能性が高い」のです。

「現状維持できれば良い」という人は、今のままを継続していけばいいのですが、「向上・成長・進化を目指している人」で、「❝確実性❞ を好み、❝不確実性❞ を嫌っている」ということに心当たりがある場合は、❝マインドセット❞ を入れ替える必要があるでしょう。

 

それでは最後に、ある実業家との対談で語られた、脳科学者の茂〇健〇郎さんのお話です。

脳の問題というのは、結局のところ、これが唯一の解だというものはない。万能な処方箋はない。自分で考え、工夫し、バランスを取って自分が進むべき道をみつけていかなければならない

・・(中略)・・近年「脳科学ブーム()」という言葉を聞くようになったが、欧米では「不確実性に立ち向かうために、どのように脳科学を生かしていこうか」という前向きな態度であるのに対して、日本では「安全で確実なものを提供してくれ」という ❝受け身❞ のブームになっている。これはもったいない。人の脳はそういうふうにはできていない。「これさえやっとけば人生大丈夫」なんてものはない

「不確実性に立ち向かい、自ら選び、決断し、行動する。」これを基本に据えないと脳科学の知識を生かすことができない。脳科学の知識は、答えを与えるために使うのではなく、考えるために使う。

人間は答えがない中で生きている。誰と結婚するか?どの会社に入るか?どの高校・大学に行くか?独立するかどうか?どこに住むか?答えはない。答えはないけど、決断しなければ人生は進まない。それを支援するのが脳科学。日本人は「この大学に入ればいいとこに就職できる」「この組織に属していれば大丈夫」「上司の言うことを聞いておけばそのうち年功序列で出世して…」というフィクションの世界で長いこと生活しているから、不確実性に向き合うために科学的な知識を使うということが苦手(+_+)。

最後に言いたいのは、「不確実性に立ち向かえ!自分で決めろ!自分で判断しろ!」ということ。』

 

【脳科学ブーム(※)についての他の専門家の意見】

様々なメディアで「脳に良い」「脳に悪い」という言葉をよく聞くようになった。しかし、真っ当な科学者なら、「これは脳に良い」「これは脳に悪い」などと簡潔に断定することにためらいを感じるはずである。だが、メディアが要求するのは、「こういう可能性もありますが」とか「こういうケースでは違う可能性もあります」とか「例外もあります」などといった「あやふやな」言葉ではなく、言い切ることができる断定的な言葉である。それはなぜかというと、どんなことでも断定してくれる専門家を、世の中が好むからだ。

しかし、「あやふや」という言葉は、実はあやふやでもなんでもなく、物事を厳密に表現しようとすればする程、科学的であろうとすればする程、避けることができない表現なのだ。

メディアを観察していると、「日本の科学教育は大丈夫なのか!?」と暗い気持ちになることも多い。ただ、最近ようやく本物の科学者たちからの批判書や批判動画が登場しはじめているので、そのような情報を見て、少なくとも脳科学に関しては「本物と偽物を見分ける目」を持っていただきたいと思う。