過剰一般化

 

今日のテーマは 『過剰一般化』 です。

 

❝過剰一般化❞ とは、「実際には限られたサンプルであるにも関わらず、あたかも世の中全体を現しているように一般化して、事実誤認を引き起こす現象」のことです。

簡単に言うと、「試行回数が少ないにも関わらず、それが正しいと思ってしまう心理」「客観性を失って主観的にものごとを判断してしまう心理」のことです。

 

❝過剰一般化❞ にもいろいろなパターンがありますが、まずは、「1度や2度起こったに過ぎない失敗や悪い出来事を、『常に当然のごとくいつも起こることだ』と思い込んでしまうようなマイナス思考パターン」の例を挙げてみます。

・2、3回怒られた程度で、「あの人はいつも僕を怒ってくる。僕のことが嫌いなんだ…」と考える。

・周りの何人かと上手くなじむことができないだけで、「私は人付合いがめっぽう苦手な人間だし、どうせみんな私を嫌っているんだ…」と考える。

・1度や2度失敗したくらいで「私には無理だ…できない…」と考える。

・たった1つや2つのことができなかったに過ぎないのに、「俺は何をやっても全部ダメだ。上手くいくことなど1つもない」と考える。

・1度フラれただけなのに、「俺はどうせモテない男だ。俺を好きになってくれる女性などいない…」と考える。

・赤信号に1回引っかかっただけで「今日はついてない」と考える。

・・・・etc。

 

このような感じで考えてしまうのが、 ❝マイナス思考パターン❞ です。

 

そして当然ながら、このような ❝マイナス思考❞ は、できる限り避けたいです。それはなぜかというと、

・「自分はいつも失敗ばかりだ」と思ってしまうと、自信喪失感が倍増してしまう

・「もう絶対にチャンスは巡って来ない」などと考えてしまうと、悲壮感が倍増してしまう

・マイナスの思考回路に陥ることで、嫌なことが繰り返し起こっているように感じ、被害妄想的になってしまう

・必要以上に傷つきたくないという思いから、更なるマイナス思考に陥ってしまったり、行動しない(できない)人になってしまう

というような悪循環が起こってしまうからです。

 

そして次に、「たかだか1回や2回の失敗を、あたかも何回も失敗しているように思ってしまう、拡大解釈パターン」です。

以下は、ジュニア選手の試合後の感想で、実際にあった話です。

・シングルスの試合後の感想で、選手自身は「バックハンドが上手くて、何度もストレートにやられて、きつかったです。」と言っているが、後で相手のデータを見ると「バックのストレートで、ウイナーや追い詰められるようなボールを打たれたのは2本だけ」「フォアよりバックの方が断然ミスが多い」という結果だった。

・シングルスの試合後の感想で…、選手:「フォアのダウンザラインのミスが多かったので、途中から使いませんでした。」、コーチ(私):「たまたま2回連続でミスっただけだぜ?しかも、それまではフォアのストレートで何回も良い形作ってたぜ?」、選手:「そうでしたっけ?・・・。」

・ダブルスの試合後の感想で…、選手:「結構ストレートにきていたので、ポーチに出れませんでした。」、コーチ(私):「ストレート抜かれたの1回だけだけど?」、選手:「え?(そんなはずは…)」

・・・・etc。

このような感じで考えてしまうのが、❝拡大解釈パターン❞ です。

 

そして、このような ❝拡大解釈❞ も、できるだけ改善したいです。

それはなぜかというと、誤った思い込みのままでいると、正しい行動の指針を得ることができず、判断を間違えてしまう可能性が高いからです。

そして判断を間違えると、上記のように、自分の持っている力を十分に発揮できないことに繋がってしまいます。

 

ということで、パターンを2つ紹介しましたが、いずれにしても、「過剰に一般化する」ということは、「正しい判断ができていない」「現実が見えていない」ということである可能性が高いですので、この ❝過剰一般化❞ に心当たりがある場合は、改善行為を起こした方が良いと思います。

 

今日はここまでですが、次回は、❝過剰一般化❞ の原因と、その対策についての投稿にしたいと思います。