意志力は消耗品

 

今日のテーマは 『意志力は消耗品』 です。

 

❝意志力❞ とは、「誘惑や困難に負けず、自分をコントロールできる力(=自己コントロール力)」のことです。

そして、この「意志力(=自己コントロール力)」について、フロリダ州立大学のロイ・バウマイスター教授は次のように述べています。

「意志の力というものは、物語のコンセプトのようなものではなく、自動車のガソリンのようなものだ。つまり、その量を測定できるようなエネルギーであり、使えばなくなっていく消耗品なのだ(自我の消耗)。そして、すべての種類の行動に用いられる意志力の出所は1つである。」

つまり、❝意志力❞ は「無限に湧いてくるもの」ではなく、「限られた資源」であるので、何かに集中できなかったり、我慢できなかったりするのは、単に意志が強いか弱いかという精神論だけの問題ではないということです

❝意志力❞ を消耗している状態では、パワーがでてこないのです。いくら気合いを入れても、ガス欠の車が動いてくれないのと同じです。

 

「❝意志力❞ を消耗している状態の例」としては…

「練習で疲れて、家に帰ってからトレーニングをサボってしまった…。」

「嫌いな勉強を我慢して頑張ったが、ストレスが溜まってしまい、親やモノに当たってしまった…。」

「夜、仕事から帰ってからやることがあったのに、『明日でいいや』と思ってしまい、やらなかった…。」

「徹夜で作業をしている時に、お菓子を食べ過ぎたり、タバコを吸い過ぎたりしてしまった…。」

という感じでしょうか。

「単に意志が弱いだけ」とも言えますが、そんなに意志が弱いわけではない人でも、意志力を消耗した状態では、ちょっとした誘惑や刺激に敏感になってしまい、「単に意志が弱いだけの人」と同じような行動を取ってしまうことがあるのです。

 

では、消耗したらどうすればいいのか?ということですが、❝意志力❞ は睡眠や休息をとることで回復すると言われています。健康的な食事や質の良い睡眠を心掛ければ、更に回復効果が高いでしょう。朝起きた時には新鮮な ❝意志力エネルギー❞ がたっぷりあるはずです。しかし、そのエネルギーは1日に起こる様々な出来事により、徐々に減少していってしまうのです。

つまり、朝から夜にかけて ❝意志力❞ はだんだん消耗して弱くなってしまうということです。

そのため、朝は「意志力を要する行動(あまり気が向かないこと)」にエネルギーを使い、夜になるほど、「意志力に頼らなくてもできる行動(楽しいこと・好きな事・習慣化していること)」をすることが ❝自己コントロール戦略❞ の1つになります。

ですので、「嫌なことや面倒くさいことは先に終わらせよう!」とか、「なるべく早い時間帯に仕事をこなしてしまおう!」というのは、❝自己コントロール戦略❞ として理にかなっていると言えるでしょう。

 

ただ、この戦略は「ペース配分を考えましょう!」ということであり、実際にもっと力を入れて考えたいことは、更なる ❝自己コントロール力❞ の向上(底上げ)です。

バウマイスター教授は、❝自己コントロール力❞ の向上のために、「❝意志力❞を節約せよ!」「❝意志力❞を鍛えよ!」と説いています。

また、「『デキる人』ほど ❝意志力❞ をあまり使わず、『ダメな人』ほど ❝意志力❞ を使おうとする」と言います。

つまり、『デキる人』は、自分に必要ない事(やらなくていいこと)を見極めて排除したり、いろいろなところで生じる選択肢を減らしたり、行動を習慣化(ルーティーン化)したりして ❝意志力エネルギー❞ を節約し、本当に重要な事だけに ❝意志力❞ 使うように心掛けているということです。

 

では実際「❝意志力❞を節約するため」「❝意志力❞を鍛えるため」に、どうすればいいのか?ということなのですが、まだまだ終わりそうにないので、また次回にまわしたいと思います。

(まだ書きたいことの半分もきてないかも…(-_-;))