過剰一般化の原因と対策

 

今日のテーマは 『「過剰一般化」の原因と対策 』 です。

 

❝過剰一般化❞ をしてしまう原因

前回、「 ❝過剰一般化❞ に心当たりがある場合は、何か対策を考えた方が良いです。」という話で終わっていたのですが、今回は、その原因と対策について話を進めたいと思います。

ということで、まずは ❝過剰一般化❞ をしてしまう原因と思われる要素を何個か挙げます。

・人間にはそもそも本能的に ❝一般化❞ しようとする習性がある(※)
・俯瞰するのが苦手で、目の前の小事に影響されやすい
・中長期目線ではなく、つい短期目線になってしまう
・ネガティブシンキング・ネガティブリアクションをしがちである、ついネガティブワードを発してしまう、といった ❝ネガティブ習慣❞ がある
・・・・etc。

(※:太古の時代から人類は敵対的な環境で生活していたので、「以前尻尾のある動物に襲われて大怪我をした。尻尾を持つ動物は全て危険だ。近寄ってはならい。」とか「以前赤い果物を食べた仲間が死んだ。赤い果物は全て毒だ。絶対に食べてはならない。」といった ❝一般化❞ をすることで安全性を高めていました。 ❝一般化❞ をすることで、危険から身を守ったのです。こういう理由で、人類は確実性をもたらしてくれる ❝一般化❞ を好み、本能的に不確実性を嫌うようになったそうです。)(ただし、これは、手に入る情報が極めて少ない時代の話であり、現代社会には ❝一般化❞ は多くの場面でマイナスに働いてしまいます。)

このように、 ❝習性+あまりよろしくない習慣❞ を持ちあわせていることが ❝過剰一般化❞ をしてしまう大きな理由の1つと考えられます。

 

対策①

では、どうすればいいのか?ということですが、これもやはりいつものように、『ベイビーステップ』『積み重ね』『継続』です。

「原因となっている悪習慣を、少しづつ改善して、良習慣にしていく」という作業を、地道に継続していくことが、遠回りのようで、実は近道である可能性が高いです。

人はつい、「これをやれば○○日で改善!」「すぐにプラス思考になれる魔法の方法!」「一瞬で短期的思考から抜け出すための秘策!」というようなおいしい話に目を向けてしまいがちになってしまいますが、そのようなことは実際にはなかなか起こりません。

なのですが、この系統のテレビCMや新聞雑誌広告は大量に氾濫しています。そして、実際そのような広告に心を動かされる人が多くいて、売り上げが上がるので、このような広告宣伝はなくなりません。(宣伝広告の多くには人を動かすための心理学が巧みに使われています。)

他にも、「顧客満足度90%!⇒実は顧客が10人…」とか「全ての人が○○kgのダイエットに成功!⇒実は全ての人=5人…」とか、「全米が泣いた○○!⇒ ❝全米❞ はさすがに言い過ぎ…」など、 ❝過剰一般化❞ は広告宣伝に多用されています。

では、具体的に何をしていけば良いのかというと、まずは、「人はそもそも本能的に ❝一般化❞ しようとする習性がある」ということを知ること、そして、そのような思考がでてきてしまった時に、「あ、一般化している」と気付く練習をすることです。

上記の広告の例から分かるように、人は ❝過剰一般化❞ に流されたり、見逃したりし易いので、まずは、それに気づく練習をするのが良いと思います。

「いつも怒られる」「いつも失敗ばかりだ」「みんな私を嫌っている」「もう絶対にチャンスは巡って来ない」「告白しても絶対にフラれる」「絶対幸せになれない」「全部ダメだ」などの ❝過剰一般化❞ をしてしまったとしても、「あ、これは例の一般化だ…」と気付くことができれば、感情的に少し落ち着きが生まれます。

そして、「本当にそうなのだろうか?」「過去のわずかな体験から、そう思い込んでいるだけではないのか?」と落ち着いて考えることが出来れば、「過剰に一般化しているな…」ということが分かると思います。

 

対策②

次に、「目の前の小事に影響されやすい」「つい短期目線になってしまう」「ネガティブ習慣がある」ということに対する対策です。

「木を見て森を見ず」という格言がありますが、これは「些細なことにこだわり過ぎると、ものごとの本質や全体像を見落とすことがある」という意味で、要するに「視野が狭いことや、短期的な思考はよろしくないですよ」ということです。

また、このブログに何回か出てきている、「短期的な失敗は、中長期的な成功に含まれる」という重要なマインドセットがありますが、これは「短期的なミスは必ずあるので、必要以上にネガティブ反応しなくて良いです。フィードバック(正しい反省)して先に進みましょう。」ということです。

ですので、対策としては、「俯瞰するクセをつける」「中長期目線で見るクセをつける」「短期的失敗に逐一ネガティブ反応しない」ということになると思います。(この話に関しては、以前の投稿『短期目線・中期目線・長期目線』を参考にして下さい。)

 

最後に

いずれにしても、 ❝良い習慣❞ を構築するのには時間がかかります。やるべきことを1つ1つ積み重ねていく必要があります。正に ❝短期的思考❞ ではなく、 ❝中長期的思考❞ が必要なのです。

最後に、私自身が「 ❝過剰一般化❞ を指摘されて思わず納得した」という、実体験を紹介します。

小学生の頃、親戚の家で、夏の高校野球(甲子園)を見ていて、応援している地元の高校が大接戦をしている時に、チャンネルを変えた私。その時のおじさんとの会話

叔父:「なんでチャンネルかえるの?」
私: 「俺が見てたら負けそうだから・・。」
叔父:「お前が見てたら○○高校が負ける!? おまえ、自分にどれだけの影響力があると思ってんだ?自意識過剰だろ(-_-メ)。」
私: 「うーむ・・・。確かに・・・(;一_一)。」