ファンタジスタ

 

今日のテーマは 『ファンタジスタ』 です。

 

この「ファンタジスタ」とは、サッカー用語の1つでイタリアでよく使われている言葉です。

閃きや創造性のあるプレーで観客を魅了するスーパースター級の選手に対して賛辞する時に使われます。

元々はイタリア国内でアドリブの上手い役者や芸人を指す言葉として使われていましたが、イタリアサッカー界のレジェンド、ロベルト・バッジョのプレーぶりをみたマスコミが「ファンタジスタ」と呼んだのが始まりとされています。

 

テニス界でファンタジスタと言っているのは聞いたことがないですが^-^;、「巧い!」「閃きがスゴい!」「創造力がある!」と言っているのは聞いたことがあります。

フェデラー選手や錦織選手がよく言われているような気がします。

ですので、フェデラー選手や錦織選手はテニス界のファンタジスタと言えると思います。

 

もちろん、テニスやサッカーに限らず、超一流のトップアスリートは、普通の人では思いつかないようなショットを繰り出したり、どうなっているのか分からないような動きをしたり、追い込まれたところから起死回生のショットを放ったりして、見ている人を驚かせたり、感動させたり、魅了してくれます。

そしてそのスーパープレーは、「閃き」とか「創造性」と言われ、その瞬間瞬間に作られる芸術作品のように称賛されます。

では、その「閃き」とか「創造性」はどうすれば身に着けられるのでしょうか?

 

これに関して、レンドル、ラフター、ヒューイット、フェデラーという世界ナンバーワンプレーヤーのコーチを務めたオーストラリアのレジェンド、トニー・ローチは、次のように述べています。

「練習でやったことのないプレーを、試合でやるのは不可能だ。重要なのは反復練習。練習の時にあらゆる状況を想定し、それらにキッチリ対応してボールを打つことを繰り返す。これを積み重ねることによって、頭で考えなくても体が反応するようになる。」

つまり、「その場で創造されたように見えるスーパーショットも、プログラムとして無意識に引き出せるレベルになっていなければ、試合中に打つことはできない。」と言っているのです。

 

もちろん、ファンタジスタと呼ばれるようなスーパースターは、プロのアスリートの中でもさらにトップランクの、常人では考えられないような才能やセンスを持っていると思います。

だからこそ、創造性豊かな、類まれなるスーパーショットを放つことができるのだと思います。

しかし、それはその場で創造されたものではなく、創造したものを繰り返し反復練習して、脳の中にプログラムとして定着させているものなのです。

 

結局のところ1番大切なのは、やはり、❝繰り返し❞ ❝積み重ね❞ ということです。

どんなに才能があっても、❝努力❞ を怠れば、その才能を生かすことができない可能性が高いということです。

 

 

それでは最後に、スポーツの世界で ❝天才❞ と呼ばれている方々の言葉を紹介します。

 

『僕は天才ではなく努力でここまで来れたと思っています。人一倍努力しているという自負はあります。』

内村航平(体操・オリンピック個人総合2大会連続金メダル・世界選手権6連覇)

 

『僕の思う天才は練習しなくても軽々とタイムを出せる人。僕は日々の練習で大変です。』

萩野公介(水泳・オリンピック400m個人メドレーで日本人初の金メダル)

 

『有名な人と普通の人を分けるのは、何かに打ち込んだ量の差だと思う。
僕は「努力の天才」になりたいと思っている。』

イアン・ソープ(水泳・オリンピックで5つの金メダル、自由形で世界記録を何度も樹立した)

 

『努力せずに何かできるようになる人のことを天才というのなら、僕はそうじゃない。人が僕のことを努力もせずに打てるんだと思うならそれは間違いです。』

イチロー(野球)

 

『僕は生まれながらの天才ではない。努力の人間なんだ。』

リオネル・メッシ(サッカー)