コーディネーション能力①

 

今日のテーマは 『 コーディネーション能力① 』 です。

 

❝運動❞ というのは、「目や耳などでとらえた情報を脳が認識して処理し、身体各部の筋肉や関節に指令を送ることで行われる」のですが、この一連の神経伝達を素早く的確に行えるようにする能力が、「コーディネーション能力」です。

簡単に言うと、コーディネーション能力とは「自分の身体を巧みに動かす能力」です。

この、❝コーディネーション❞ というのは、約40年前に旧東ドイツのスポーツ運動学者が考え出した理論で、日本では ❝調整力❞ と言われたりもしますが、❝運動神経❞ と言ってもいいかもしれません。

 

テニスで言うと、相手がボールを打った瞬間に、最適なポジショニングや返球方法を瞬時に判断し、その判断が身体各部の筋肉や関節に伝わることで実際に反応し、フットワークとスイングが生まれます。

そしてこの一連の動きは、コーディネーション能力によって実現します。コーディネーション能力が高いと、身体をスムーズに動かして ❝精度の高いショット❞ を打つことができますが、コーディネーション能力が低いと、スムーズさを失い、ミスヒットする確率が高まってしまいます。

どれだけ ❝型❞ がカッコ良くても、どれだけ足が速くても、どれだけ力が強くても、タイミングがずれたり、ボールとの距離を間違えたり、ラケットの芯を外すのでは、良いショットは打てません。

逆に、そんなにカッコ良くなくても、足が遅くても、パワフルでなくても、「コーディネーション能力」が高ければ、それなりに上手にテニスを楽しめたりするのです。

ですので、大人でも子供でも、初心者でも経験者でも、テニスが上達するためには、「コーディネーション能力」を伸ばすことが必須になります。

 

もちろん、フィジカルトレーニングが必要ないと言っている訳ではありません。

やはり、スポーツをする上では、筋力、筋持久力、心肺持久力、瞬発力、柔軟性などの「身体能力」も当然必要ですので、フィジカルトレーニングも並行して行うのが理想的です。

どれほど必要なのかは、年齢や段階や目標に応じて…ということになりますが、レベルが上がれば上がる程、フィジカルトレーニングの重要性が高まっていきます。

ただ、「身体能力」は人間のごく基本的な能力ですので、ウィークエンドプレーヤーや年配の方であっても、個々の能力に応じたトレーニングをすることをお勧めします。

 

ちなみに、

『「身体能力」= スキルを含まない身体の能力』

『「運動能力」= スキルを含んだ総合的な運動の能力』

と言われているので、イメージとしては、

『テニスプレーヤーとしての能力(運動能力) = テニススキル + 身体能力 + コーディネーション能力 』

という感じでしょうか。

 

コーディネーショントレーニングをすることで、筋トレや有酸素運動では強化できない運動能力を高めることができ、より実践的なパフォーマンスを獲得することができますので、是非日々の練習に取り入れてほしいと思います。

コーディネーション能力が低いと、せっかくできるようになったスキルや、せっかく持っている身体能力が、❝宝の持ち腐れ❞ になってしまうかもしれませんので、ご注意ください(*_*;。

 

次回は、「コーディネーション能力7つの要素」について説明したいと思います。