コントロール外・コントロール内

 

今日のテーマは 『 コントロール外・コントロール内 』 です。

 

メンタルが不安定になる要因

スポーツ競技で自分の持っている力を持続的に発揮するためには、「メンタルの安定」が必要です。

メンタルが安定すると、プレーぶりも安定し、自分の持っている力を発揮しやすくなります。

逆にメンタルが不安定だと、調子のアップダウンが激しいプレーぶりになってしまうでしょう。

そして、メンタルが不安定になる要因の1つが、「コントロール外」(自分ではコントロールできないこと)に目を向けてしまうということです。

例えば、相手の調子はコントロールできません。自分が最高のパフォーマンスを発揮したとしても、相手に上回られたら負けてしまいます。

また、大事な場面でネットインやイレギュラーやミスジャッジとかばかりでポイントを失ってしまったら、調子が良くてもアンラッキーで負けてしまうかもしれません。ということは、結果もコントロールできません

太陽がボールと重なるとか、突風が吹くとか、雨が降るとか自然もコントロールできません。

要するに、実は自分の周りは「コントロール外」のものであふれているのです。

 

コントロール外に意識を取られると…

そしてその「コントロール外」に意識を向けてしまうと、思うような結果がでないことに影響を受け、怒り・不安・嫉妬といった感情に支配されやすくなってしまいます。

例を挙げると、

・どうしてそんなショットが入るんだ!ありえない!(怒)
・雨で中断か…せっかくの良い流れが変わってしまうのでは…(不安)
・ここでネットインとは…神は相手に味方している…(嫉妬)

という感じです。

当然のことながら、そのようにネガティブシンキングしてしまうと、集中力が低下し、メンタルが不安定になり、パフォーマンスが下がります。自分の持っている力を発揮できなくなります。

 

コントロールできることに意識を向ける

ではどうすればいいのかというと、「コントロール外」ではなく、「コントロール内」に意識を向けるようにします。

「コントロール内」というのは、「自分のこと」です。「自分のこと」なので、コントロール可能です。「自分のこと」だけが、唯一コントロールできるものなのです。(ただし、唯一コントロールできる自分のことでさえ、コントロールするのは難しく、日々の鍛錬が必要です。)

ですので、「自分の実力を発揮するために、自分がやるべきことは何なのか?」を考え、それにフォーカスし、実行に移します。

自分のメンタルが安定する方法であれば何でも良いのですが、「よく分からない⁇」という人への ❝お勧め❞ は、「ボールだけに集中する」です。

人間の脳は1つのことしか考えられないので、ボールのことだけを考えるようにし、ボール以外の情報(怒り・不安・嫉妬などのネガティブな思考)を排除します。

ボールだけに集中することが出来れば、感情がプラスにもマイナスにも振れていない「ニュートラル」な精神状態を作ることができます。

 

自分の力を最大限発揮できる精神状態

この、感情がプラスにもマイナスにも振れていない「ニュートラル」な精神状態のことを『フロー』と言います。

この『ニュートラルな精神状態=フロー状態』が、自分の持つパフォーマンスを最大限発揮できる精神状態と言われています。(スポーツの世界では「ゾーンに入る」と言われます。)

ですので、メンタル的には、この『フロー状態』に入ることが最大目標になります。

「コントロール内」にフォーカスして、「フロー」を目指しましょう。

 

今日のまとめ

ということで、今日のまとめとしては、

・「コントロール外」のことに意識を向けない。コントロールできないことに気を取られると、感情が揺れ動く。

・唯一コントロールできるのは自分のこと。「コントロール内」のことに意識を向けるようにする。

・「メンタルを安定させるために何をすれば良いのか?」を考えて実践する。お勧めは「ボールに集中する」練習。

・ボールだけに集中することが出来れば、感情がプラスにもマイナスにも振れていない『ニュートラルな精神状態=フロー状態』に入りやすくなる。

ということでした。

練習でスキルやフィジカルのトレーニングをするのは当たり前ですが、「メンタル面のトレーニングも実践したい」という人は、「ボールだけに集中する練習」も取り入れてみて下さい。

もちろん、すぐさま「集中する能力」をプロ並みに向上させることは難しいですが、日々実践して積み重ねることで、徐々に「集中する能力」が向上していきます。向上するにつれて、少しづつ『フロー』に入っていられる時間が長くなっていきます。

 

名言集

それでは最後に、名言集です。

 

「運がいい人も、運が悪い人もいない。運がいいと思う人と、運が悪いと思う人がいるだけだ。」

中谷彰宏 (日本の作家)

 

「プロはうまくいかなかった責任を環境や他人のせいにぜず、自己の責任としてとらえ、全力で自己改善に取り組む。」

福島正伸 (アントレプレナー大学創設、日本青年起業家協会相談役、創業支援協会顧問)

 

「あなた自身とあなたの現状を哀れに思うことは、単にエネルギーの無駄遣いだというだけではなく、人間が持ちうる最悪の習慣である。」

デール・カーネギー

 

「大きなレースの前に私が考えていることはとてもシンプルなことだ。スタートブロックから飛び出せ、自分のレースをしろ、リラックス。もし自分のレースをすることができれば勝てるんだ。エネルギーを集中させろ。焦点を合わせろ。」

「自分でコントロールできないことを排除して、できることに集中するんだ。」

カール・ルイス (オリンピックで9つの金メダル獲得したアメリカの元陸上競技選手)